経営者の略歴 こうやって創業に備えてきました

1.公庫はこの項目でどんなことを知りたいか
公庫は「経営者の略歴」を通じて、経営者の信頼性や実行力を知りたいと考えています。略歴には、経験、業界知識、過去の成功などが反映され、これをもとに事業の適切な運営の可能性を評価します。特に、経営者が以前にどのような成功を収めてきたのかは、未来の事業成功の良い指標となります。

2.書くあたっての注意点
「内容」の部分に何を書くかですが、以下のポイントを含む経歴を記述してください。創業に関連して強調したい経歴の場合は2行にわたっても構いません。資格は民間資格でも結構です。

・略歴の記載: 勤務先だけでなく、担当した業務、役職、獲得した技能についても書きます。
・スキルと経験: 管理能力やリーダーシップ、専門知識といった特有のスキルや経験に触れます。
・過去の成功体験: これまでの成功体験をアピールします(その経験が今後のビジネスにどのように役立つのかを示します)。
・関連性の強調: 経歴と計画との関連性がわかりずらい場合は、その経験がなぜ事業に適しているのかを簡潔に説明することも「内容」の記入に含めて結構です。

3.記載例
以下は、独立しようとする美容師さんを想定し、創作したものです。

XX年.XX月        AA美容専門学校卒業
XX年.XX月~YY年.YY月  XX美容室へ入社、VV店へ配属
             2年間のアシスタントを経てスタイリストに昇格
XX年.XX月~YY年.YY月  XX美容室YY店出店により、転任
             お客さまへの施術をはじめ、後輩への技術・接客指導を行う
XX年.XX月~現在     店長として勤務
             顧客・予約管理、備品管理も合わせて行う

資格
XX年XX月   美容師国家資格
XX年XX月   普通自動車第一種免許
XX年XX月   XXにて着付師資格取得(民間資格)